ニュージーランド留学について知っておきたい8つのこと

ニュージーランドは留学生が注目している留学先としてますます人気が高まっています。この国は英領コモンウェルスの一員であり イギリスとの関係が長く続いているため、英語が国の第一言語であり、大学での標準的な教育言語となっています。ニュージーランド独特の文化は、島の先住民族マオリ族の影響も強く受けており、ラグビーの試合が始まるときに行われる伝統的なハカなど、多くのニュージーランドの文化的伝統は、マオリ族に由来しています。

また ”ロードオブザリング”三部作など、映画のロケ地として、ニュージーランドは目を見張るような風景で知られていますが、オークランドやクライストチャーチ、ウェリントンなどの素晴らしい都市もあります。そして大学院で学ぶ豊かな機会があり、教育の質が高いことでも知られています。今回は、ニュージーランド留学をお考えの方に、ニュージーランド留学について知っておきたい8つのことをご紹介します。

ニュージーランド留学前に知りたい8つのこと

1. ニュージーランドの大学

イギリスの大学と同じように、ニュージーランドの大学では学士号と修士号を博士号を取得するために勉強することができます。大学のアカデミックイヤーは 2月下旬または3月上旬に始まり、11月に終わります。(ニュージーランドでは9月から11月が春です。) ニュージーランドでは、学院レベルの教育を提供する8つの国費でまかなわれている大学があり、また現在はTe Pūkenga (New Zealand Institute of Skills and Technology) の傘下にある16の工科大学とポリテクニック（ITP）が開講されています。同様に英語学校を含む400以上の私立専門学校（PTE、Private Training Establishment）があります。

ニュージーランドの8つの大学はすべて、QS世界大学ランキング2026にランクインしています。

1. オークランド大学 (University of Auckland)（65位）
2. オタゴ大学（University of Otago）（197位）
3. マッセー大学（Massey University ）（230位）
4. ヴィクトリア大学ウェリントン(Victoria University of Wellington) （240位）
5. カンタベリー 大学（University of Canterbury )（261位）
6. ワイカト大学（University of Waikato）（281位）
7. リンカーン大学(Lincoln University)（407位）
8. オークランド 工科 大学（Auckland University of Technology（AUT））（410位）

2. ニュージーランド留学に必要な語学試験

ニュージーランドの学生ビザの申請に英語に関する要件はありませんが、ほとんどの大学では合格を出す前に、英語力の証明が求められます。留学生に最も人気のある英語能力テストには、 IELTS Academic、 the TOEFL iBT 、the PTE Academicなどがあります。ニュージーランドのほとんどの大学はこれらのテストを受け入れますが、入学に必要な英語のスコア条件は、選択した大学やコースによって異なります。ニュージーランドの大学のウェブサイトを見て選んだコースがどのくらいの英語力が必要か確認しましょう。

ニュージーランド大学留学の費用

留学生として考慮しなければならない費用は、学費と宿泊費、生活費です。ニュージーランドで学ぶ留学生の学費は、大学やコースによって様々です。学費やコースについてなど、ニュージーランド大学留学に関するご質問は StudyInへお問い合わせください。

3. 学費

平均で留学生の学費は25,000ニュージーランドドルから 45,000ニュージーランドドルとなっています。しかし、医学や獣医学などのコースではより高い学費がかかる可能性があります。また、ニュージーランド国民の中には1年間学費が無料の資格がある人もいますが、入学前に3年またはそれ以上ニュージーランドに住んでいない留学生には適用されません。

大学院の学位の場合、学費は20,000ドルから37,000ドルとなっており、医学や獣医学などの科目ではさらに高い学費がかかる場合があります。またニュージーランドの博士課程コースはほとんどの科目で年間6500ドルから9000ドルの学費がかかります。博士課程の費用は国内の学生と留学生で同じです。学費だけでなく、管理手数料や学生サービス料を求められる大学もあります。例えばオークランド大学では、学生に年間1065.60ドルを請求しています。これは大学によって異なりますので、必ずこれも調べて それに応じた予算を立てましょう。

4. 家賃と生活費

宿泊施設の費用は、場所と個人の好みによって異なるため、一人一人の状況や大学のエリアに基づいて調べてみることをおすすめします。学生寮は平均で週200ドル、シェアフラットは平均で週120ドル、プライベートフラットは平均年収180ドルとなっています。考慮しておくべき基本料金には、電話料金が平均月20ドル、インターネット料金が月70ドル　(テナントの間で分割が可能)　ガス、電気、水道などの公共料金、月約100ドルなどがあります。

そして、健康保険はニュージーランドでのビザ申請に必要であり、留学生にも手ごろな価格で提供されています。StudentSafeは学生の間で人気のあるプロバイダーで、年間約590ニュージーランドドルで 健康と旅行保険を提供しています。さらに娯楽やレジャーのための費用も必要です。外食や社交の費用は地域によって異なりますが、ニュージーランドの外食は平均して約20ドル、ビールは約9ドル、映画のチケットは1枚・約15ドルです。

5. 留学生向けの奨学金

ニュージーランド 留学 奨学 金：留学生向けの奨学金は様々な形があります。政府の奨学金は一般的に特定の国からの学生を対象としています。大学では経済的なニーズや学業成績に基づく奨学金、部分的な助成金や補助金が提供されています。ニュージーランドのような小さな国では、奨学金の競争率が非常に高くなっていますが、しっかり調べる価値はあります。次にニュージーランドで提供される奨学金のいくつかをご紹介します。

【ニュージーランド政府奨学金】

• New Zealand Manaaki Scholarships

ニュージーランド政府はニュージーランドのフルタイムコースで学ぶための全学奨学金を提供しています。

【ニュージーランド 大学 奨学 金】

• University of Canterbury International first year scholarship

カンタベリー大学は学士課程コースに入学する優秀な留学生にこの奨学金を提供しています。

• University of Auckland International Student Excellence Scholarship

10,000ドルのこの奨学金は、正式優秀な学生にオークランド大学で学ぶチャンスを提供しています。

• Victoria Master’s Scholarships

ウェリントンにあるビクトリア大学は、フルタイムの研究に焦点を当てた修士課程コースに奨学金を提供しています。奨学金には15,000ドルの給付金と国内料金が含まれています。

6.  ニュージーランドで学生ビザを申請する

ニュージーランド大学のフルタイムコースで勉強する留学生のための最も一般的なビザは、ニュージーランド移民局のウェブサイトから申請できる学生ビザです。ビザ申請には様々な関連書類を提出する必要があります。ニュージーランドの認可された教育機関からの入学許可証や、多くの場合、医療の診断書や無犯罪証明書が含まれますが、これらには別途費用がかかる場合があります。また学費の支払証明書に加えて、年間の生活費のための資金があることを証明する、本人名義口座の預金残高証明書（1ヵ月以内に発行されたもの）も必要です。学生ビザ申請の最新情報はニュージーランド移民局のウェブサイトでご確認ください。2025年8月18日より、留学生ビザ申請はニュージーランド移民局の強化されたイミグレーションオンラインシステムに移行します。

• 詳しくはこちら➡️Student visas

ビザ申請は、ニュージーランド国外からの場合、コース開始の4ヶ月前が推奨されており、学生ビザの申請プロセスには約8週間かかりますのでニュージーランドの大学からオファーを受けたら、すぐにビザの申請を始めるのがおすすめです。

7.学生ビザで働くことは可能？

ニュージーランド大学のフルタイムの学部コースで学ぶ留学生は通常、大学の学期中は週20時間までのアルバイト、またホリデー期間中はフルタイムで働くことが認められています。(2025年8月現在) 一方で、修士課程及び、博士課程の学生は時間制限がなくニュージーランドで働くことができます。ニュージーランドで大人の最低賃金は時給23.15ドルです。しかし有給の仕事に就く前に、必ずビザの条件をよく確認しましょう。

8. 大学卒業後のキャリア

ニュージーランドは新卒の人々にも、幅広いキャリアのチャンスを提供しています。この国は学位取得率と雇用率が高く、卒業後もニュージーランドに滞在したい場合は、卒業生が最長3年間ニュージーランドに滞在しながら働くことができるpost-study work visaを申請することができます。ニュージーランドでの最大の産業は農業ですが、活気のあるサービス環境や国際貿易に重点が置かれ、またグリーンエネルギーやテクノロジーの分野も成長しており、卒業生に幅広い機会を提供しています。ニュージーランドの学士課程・修士課程の後、引き続き学術的な環境で学び続けたい場合、留学生の博士課程の学費は 国内の学生と同程度に低くなっています。

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