Royal College of Art

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート（Royal College of Art、RCA）は 1837 年に官立デザイン学校（Government School of Design）として設立され、1896 年に現在のロイヤル・カレッジ・オブ・アート（以下RCA）となりました。そして1967年には英国王室憲章を受け、独立した大学としての地位を獲得しました。RCAは革新の伝統を持ち、優れたクリエイティブ教育を提供している 世界唯一の美術・デザイン系大学院大学であり、修士課程（M.A.またはM.Phil.）、博士課程（PhD）の学位を提供しています。このカレッジは、ケンジントン・ゴアにあるダーウィン・ビルや、ジェイ・ミューズの近くのスティーブンス・ビルなどサウス・ケンジントンとバタシーにいくつかの拠点があります。

RCAには、建築、コミュニケーション、デザイン、ファインアート、人文学、マテリアルといった6つの学科があり、24の異なるプログラムを提供しています。その中で提供されている幅広い分野は、実践に基づく研究の強力な基盤に基づいており、ロンドン・バタシー地区にある新キャンパスでは科学、技術、工学、芸術、そして数学のSTEAM科目を統合し、ユニークで革新的な学習経験を提供しています。RCAの学生やスタッフはアートとデザインの分野で定期的に研究を行っており、彼らのプロジェクトは 企業や業界とのコラボレーションからの研究助成金によって資金提供されています。この大学の使命は、様々な研究プロジェクトを通して、学生がクリエイティブ、文化、経済、そして社会的な側面において変化をもたらすことです。

またRCAは年間を通じて多数の展覧会や講演会、イベントを開催し、その多くは無料で提供されています。これには学生の卒業制作を展示する現代アート プロジェクトのキュレーションや、ゲストを招いて行われるアートやデザインに関する講演などが含まれます。